樹脂製マガジンポーチは、サバゲーの装備でも定番になりつつある。ここでは、2019年4月の掲載時点で紹介されたモデルを整理する。
樹脂製マガジンポーチの要点まとめ
- 樹脂製マガジンポーチは、蓋を外さずにマガジンを引き抜ける
- ゴムリングやバンジーコードのテンションでマガジンを保持
- ベルクロの音が出にくく、アンブッシュやインドアに向く
- G-CODE、ITW Nexus、HSGIなど各社がラインナップ
| メーカー・モデル | 保持の仕組み(本文より) |
|---|---|
| G-CODE スコーピオン | L字型の樹脂パーツ2つとバンジーコード |
| ITW Nexus ファストマグ | コの字型の樹脂パーツ2つとゴムリング |
| HSGI ポリマーTACO | ポリマー素材のポーチ(TACOを元にした設計) |
| Wilder Tactical Evolution | ナイロン系樹脂とバンジーコード |
| First Spear SSV Mag | カイデックスの伸縮性 |
| S&S Precision SMR | 内側のゴムと逆ハの字のプレート |
樹脂製マガジンポーチは今やスタンダード?
各社装備メーカーもラインナップ加える最新マガジンポーチ事情
マガジンポーチは、サバゲーマーにとっては装備類を集めるうえで1番最初に考える項目と言えるものではないだろうか。初心者だった頃は迷彩服やカーゴパンツのポケットに入れて凌いでいたものの、サバゲーにハマった人にとってはその煩わしさから逃れる第1歩として、マグポーチの購入を考える人は多いかと思う。
樹脂製マガジンポーチが増えた背景
予備マガジンを取り出しやすく、且つ持ち運びやすくするためには必須の装備であるのは言わずもがなだが、かつてはナイロン製の袋状のものが一般的であったマガジンポーチも、日々使いやすさの向上を図って進化し続け、樹脂素材を使用した扱いやすいタイプのものが増えている。
樹脂製マガジンポーチは、素早く取り出したい場面で選ばれやすい。特に、狭いフィールドでは、動作の少なさが助けになる。
樹脂製マガジンポーチの保持の仕組み
樹脂を用いたマガジンポーチの大きな特徴は、マガジンの保持の仕方にある。ナイロン製マグポーチでは、ポーチに蓋が付いていたり、バンジーコードをマガジンに引っ掛けたりすることでマガジンが落下しないようするものが多い。一方、樹脂製ポーチはマガジンの入るスペースをゴムリングやバンジーコードで巻きマガジンそのものにテンションをかけて保持するため、蓋などを外す必要なく素早くマガジンを引き抜くことができるのがメリットとなる。
また、ナイロン製マガジンポーチは蓋をベルクロで固定する場合が多いのだが、これをはがす時の音がアンブッシュしている時やインドアなどでは位置バレの原因となるなど気にかかることもあるが、そういった雑音が発生しにくいこともサバゲーには有効なアドバンテージだ。
ナイロン製と樹脂製マガジンポーチの違い
そのような進化したマグポーチの中でも、ポーチの材質のほぼ全てを樹脂化したタイプのものが最近増えてきてていて、これまでITWのFASTmag程度であった樹脂製マグポーチが装備メーカー各社からリリースされるようになった。
| 項目 | ナイロン製 | 樹脂製 |
|---|---|---|
| 保持 | 蓋やバンジーコード | ゴムリングやバンジーコードのテンション |
| 取り出し | 蓋を開ける動作が必要 | 蓋を外さず引き抜ける |
| 音 | ベルクロを剥がす音が出る | 雑音が出にくい |
ただし、保持の強さはモデルごとに違う。そのため、手持ちのマガジンで試してから選びたい。
G-CODE スコーピオンマグキャリア
G-CODEはアメリカのホルスター・マグポーチメーカーで、カイデックスなど熱成型による樹脂素材を用いた装備類をリリースしている。G-CODE スコーピオンマグキャリアはM4マガジンやAKマガジン、ピストルマガジンなど一般的なマガジンサイズに合わせて作られたポーチで、上から見るとL字型に成形された樹脂パーツを2つ組み合わせバンジーコードでテンションをかけることでマガジンを保持する形になっている。
G-CODEのスコーピオンは、2014年11月に海外で紹介された。内側には、FUZZと呼ばれる起毛素材が貼られている。また、コードの張りを変えれば、引き抜く感触を調整できる。
ポーチ表面にはビスを通す穴が空いているため、ポーチ同士を重ねてセッティングすることも可能になっている。
FMAのスコーピオンタイプ
サバゲー用品を多数リリースしている「FMA」は、実銃界に存在する装備類の高品質レプリカ品を製造しており、マガジンポーチについてもG-CODEスコーピオンタイプのマグポーチもリリースしている。こちらはポーチ内側のマガジンに触れる部分が起毛加工されており、保持力と抜きやすさの両立、マガジン本体に傷が入りずらいなど優れた仕様となっている。
FMA G-CODE スコーピオンタイプ ライフルマグキャリアはこちら
G-CODEスコーピオンのソフトシェル
また、G-CODE スコーピオンマグキャリアは新型のソフトシェルシリーズも登場しており、こちらは横方向と奥行き方向をそれぞれテンションが掛かるようになっており、ライフルマガジンポーチ1種類で5.56mmサイズにも7.62mmサイズにも対応するようになっている。
ソフトシェルは、折りたたんだ柔らかい芯材に、硬い側板を組み合わせた構造と紹介された。さらに、底には水や砂を逃がす穴がある。ライフル用は1サイズで、20発と30発のマガジンに合うとされる。
※ORGAではFMA製レプリカのみの扱いとなります。また、まだソフトシェルシリーズのお取り扱いはございません。
ITW Nexus ファストマグ
全面樹脂素材のマガジンポーチでは元祖ともいうべき存在で、早くからサバゲー業界でもレプリカなどがリーズナブルに造られ普及している有名なマガジンポーチ。コの字型の樹脂パーツを2つ組み合わせゴムリングで留めたシンプルな作りだが、実物は軍や法執行機関などでも広く使われており実績の高いマガジンポーチだ。
ファストマグは、樹脂製マガジンポーチの元祖と言える存在だ。内側の摩擦パッドと外側のテンションバンドでマガジンを保持する。蓋やフックは使わない。ひねりながら引くと、素早く取り出せる。
ITW Nexusは機械系複合企業を母体とする樹脂製バックルなどのメーカーで、ミリタリー・ディフェンス向け製品も多く手掛ける。グリムロックやタックリンクなど、サバゲーでも見る機会の多い製品が多数存在している。
Gen4では、取り付け用のストラップが扱いやすくなった。また、ほかのファストマグの上や間に重ねて付けられるよう、間隔が調整された。PALS対応とベルト用の2種類がある。
HSGI(ハイスピードギア)ポリマーTACO
ハイスピードギアはサバゲー業界でも知られた存在の実装備メーカーで、TACOポーチはあらゆるミリフォトでも見かけることができるヒット商品。サバゲーで使用しているユーザーも多いのではないだろうか。TACOポーチは最初ナイロン素材とポリマー素材を組み合わせたポーチであったが、現在では全てポリマー素材としたモデルも存在。従来のTACOポーチの様に重ねて仕様することも可能。
ハイスピードギアはTACO以外にもカイデックス成型のポーチをリリースするなど精力的な装備開発を続ける屈指の装備メーカーである。
TACOは、樹脂製マガジンポーチとしても人気だ。軽量化したTACO LTもある。販売店の説明では、従来のTACOより約30%軽いとされる。ポリマーのブラケットとラミネート生地を組み合わせた作りだ。
Wilder Tactical Evolution Mag Pouche
Wilder Tacticalはポーチ類の他にベルトパッドやメディックキットなどをリリースするタクティカルギアメーカー。
Evolutionシリーズはナイロン系樹脂を使用したマガジンポーチで、他メーカーと同じくバンジーコードのテンションによってマガジンを保持する。
Evolutionシリーズは、バンジーコードの張りでマガジンを保持する。そのため、マガジンの太さに合わせて、保持力を調整しやすい。
First Sprear(ファーストスピア)SSV Mag
現代の法執行機関などで多く見かけられるプレートキャリアなどで名をはせるファーストスピアも樹脂素材のマガジンポーチをリリースしている。こちらはカイデックスの伸縮性によってマガジンを保持する。
ファーストスピアーは、米軍装備の老舗であるEAGLE INDUSTRIES(イーグルインダストリーズ)の創業者親族を中心に創立されたアメリカの装備メーカーで、CRYE PRESICION社など他メーカーのOEM生産などにも携わるっている新進メーカーだ。
SSV Magは、カイデックスの伸縮性だけで保持する。そのため、コードやゴムを使わず、シンプルな見た目にまとまる。
S&S Precision SMR
内側に張られたゴムとサイドの逆ハの字のプレートによってマガジンを保持するユニークな形のマガジンポーチ。
S&S Precisionはイルミネーションマーカーで知られるメーカーだが、その樹脂成型技術をもって製作されたマガジンポーチにも注目が集まっている。
SMRは、内側のゴムと側面のプレートで保持する。一方、他のモデルは、コードやバンドでテンションをかける。そのため、形状の違いは、画像で見比べやすい。
樹脂製マガジンポーチを選ぶポイント
- 取り付け方法:MOLLE/PALS対応か、ベルト用かを確認する
- マガジンの種類:5.56mm、7.62mm、ピストル用のどれに合うかを見る
- 保持力:コードやバンドで調整できるモデルが便利
- 重ね付け:ポーチ同士を重ねられるモデルは、本数を増やしやすい
また、ORGAではFMA製レプリカのみの取り扱いだ。そのため、他社モデルは、仕様を調べてから比べてほしい。
樹脂製マガジンポーチに関するよくある質問(Q&A)
Q. 樹脂製マガジンポーチとは何ですか?
樹脂素材を使った、蓋のないマガジンポーチだ。ゴムリングやバンジーコードで、マガジンを保持する。
Q. ナイロン製との違いは何ですか?
保持の仕方が違う。ナイロン製は蓋やバンジーコードで留める。一方、樹脂製はテンションで保持するため、蓋を外さずに引き抜ける。
Q. 音の面でメリットはありますか?
ある。ナイロン製のベルクロを剥がす音がないため、アンブッシュやインドアでも位置バレしにくい。
Q. ファストマグはどんなポーチですか?
ITW Nexusの樹脂製ポーチだ。コの字型の樹脂パーツ2つを、ゴムリングで留めた作りになっている。
Q. G-CODEスコーピオンの特徴は何ですか?
L字型の樹脂パーツ2つを、バンジーコードで留める。また、表面のビス穴で、ポーチ同士を重ねられる。
Q. TACOポーチはナイロン製ですか?
最初は、ナイロンとポリマーを組み合わせたポーチだった。ただし、全てポリマー素材のモデルもある。
Q. ORGAで買える樹脂製マガジンポーチはありますか?
FMA製のG-CODEスコーピオンタイプを扱っている。ただし、ソフトシェルシリーズの取り扱いはない。
Q. ライフル用とピストル用の両方に使えますか?
モデルによる。スコーピオンは、M4、AK、ピストルなど複数のサイズに合わせて作られている。









